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2005.10.02

「日本屈指の山岳ウルトラ」を振り返る

このところの仕事の忙しさは完全に僕のキャパを超えています。 水道の水を出しっぱなしにして、コップから水があふれてこぼれまくっている状況です。温泉だと、「掛け流し」とでも言うのでしょうか? 温泉の掛け流しは温泉マニアには堪えられないものでありますが、仕事の掛け流しはいただけません。そのうち、社内のいろーんな部署からあおりの集中砲火一斉攻撃が始まりそうですが、僕は僕で一生懸命やってるので、仕方ありません、としか言いようがありません。敢えて言わせてもらうなら、もうちょっと上司さんにも必死に仕事をして頂きたい。(あっ、これ内緒ね。)

そんなぐあいで、村岡の後の一週間があっという間に過ぎてしまいました。お約束の完走記だってまだ書いてない。でも、なにもせずにぼーっとしてた訳でもないんですよ。 昨日の夜は、ランニングのお師匠さまの KENさんと、村岡ダブルフルの反省会を兼ねた飲み会に行ったし。(今回はがんばったのであんまり反省する事がありませんでした!) もひとつおまけに、ランニングマガジン クリールの『クリール読者のレースレポート』に、村岡ダブルフルの完走記を書いて送ったりもしたのだ。レポートの文字数制限1500文字をぎりぎり一杯使い切って、橋田壽賀子さんもびっくりの大作を書き上げました。(うそうそ。1500文字でレポートを書いたのはホント。)この原稿が採用されれば、クリール特性のランシャツがもらえるのだ! クリール編集部の皆様、どうか採用してちょうだい!! <(_ _)>

なので、村岡の完走記は来月号のクリールを見てね! とすると楽なのですが、採用されないかもしれないので、ポイントを絞って、特に印象深かったところを書いてみようと思います。

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スタートはこのきれいなお姉さんから。
来年兵庫県で行われるのじぎく国体のPRレディーのお二人。さすがにランナーに正しいナンバーカードや参加賞を渡すのと国体のPRとでは勝手が違うらしく、かなり苦労されている様子でした。

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恐るべし人間の性
前夜の歓迎祭での恒例、餅投げ、そして餅拾い。 二回の観覧席から役員がラップに包まれた紅白餅をランナーめがけてばらまきます。そして下にいるランナー達は大人げもなく我を忘れて餅をかき集めます。まるでハリケーンカトリーナに襲撃を受けて食料が無くなってしまった避難民が食べ物を奪い荒そっているような戦場と化しています。当たりの餅を拾ったところで、貰えるものは村岡特産の野菜(キャベツとか)なのに。。

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お待たせしました。ようやくレース当日になりました。
スタート地点の兎和野高原野外教育センター、朝5時30分、まだ真っ暗で、松明の火が灯る中を出発です。気温15℃くらい、霧雨が降ってました。ながーい冒険の始まりです。

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スタート後、しばらくすると旅館街の道を駆け下ります。 スタート地点が既にかなりの山の中なので、いきなりジェットコースターのような容赦のないコースが始まります。

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こんな民家の間の狭い急激な坂道も結構多かった。 写真で見る以上に急激な登りなんです。とても走って登れたもんじゃない。ここに暮らしている人たちは毎日こんな坂を上り下りしてるわけ?? 足腰が鍛えられて競輪選手にでもなれそう。

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最初の峠の頂上にあるエイドです。ここに辿り着くまで長いこと長いこと。 ここは折り返しコースなので、帰り道にはここが最後の峠にもなります。この急勾配にご注目!

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上の写真の峠を下りたところにあるエイドです。 エイドのスタッフの皆さんは気さくな方達で、短い時間でも言葉の掛け合いが面白かった。 テーブルの手前にあるお品書きの豊富さにご注目下さい!
村岡はエイドが超充実していることで有名な大会です。ドリンクは常に3〜4種類、ヤクルトもあるし、ヨーグルト、プリン、コーラ、そう麺、カレー(僕は食べなかったけどり1はんは食べたらしい。)などなど、もう至れり尽くせり。食べ放題バイキングのレストランに来たかのようです。こんなウルトラレース、他にお目にかかったことありません。

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これ、かなり標高の高いところです。道ばたで幼い兄弟が遊んでいたのでポーズをとってもらいました。田舎の子は素朴そのものでほんとにかわいらしいです。

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さて、これは驚きですよ。 僕がレース中に一番びっくりしたのはコレ。
60キロ過ぎ、着替えを置いたエイドを折り返し出発してすぐのところ、但馬大仏のある長楽寺です。が、なんと、ウルトラマラソンのコースが、この寺の中を通っているんです。しかも、本殿の大仏の周りを!信じられますか?
山門にもウルトラマラソンの歓迎の垂れ幕が。

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本殿に向かって走ります。 境内にいる人たちも、参拝券売り場のお姉さんも、みーんな応援してくれます。まさに町ぐるみで盛り上げてくれてます。

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これが本殿の中。巨大な仏像がなぜか三体ならんでまして、我々はその背後にまわって、ぐるりと大仏の周りを走ります。 なんだか罰あたりな感じもしますが、これが正式なコースなので仕方ありません。ここを走らなければコースアウトで失格ですから。 なんと、本殿の中にもぼたもちとお茶のエイドがありました。(ウルトラマラソンの途中でぼたもち食べる人っているのかなあ??考えただけで胃がもたれそう。)

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暗くてよく分かりませんが、これが大仏の背後。 ここも88キロのコースのうちなのだ。(全ての距離のコースがここを通る。)

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さあ、いよいよクライマックスです。先ほどの写真の、帰り道最後の峠のながーいながーい上り坂。 あーもうだめだ、と思ったその瞬間、道路脇に選手ひとりひとりへの応援メッセージが書かれたプラカードがずらーっと並ぶ光景が目に飛び込んできます。 その気持ちが、その演出が素直に嬉しくて、思わず目頭が熱くなります。 ここで最後の力を振り絞って峠を越えれば、あとはゴールまでほとんど下り一直線。

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最後の峠の頂上に到着です。 走っている我々にはちょうどいい気温でも、じっと立ちっぱなしの人達には寒かった事と思います。エイドのおばちゃんたち、大きなたき火をたいて一日中我々ランナーを明るくサポートしてくれました。ほんとうにありがとう!

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レース中盤から、ずーっと離されたり、追いついたりしながら、ほぼ同じようなペースで走っている方がいました。大阪ミントJCのNさんでした。最後の峠のエイドで僕が「あなたが引っ張ってきてくれたおかげでここまでこれました、有り難うございました。」とお礼を言って、エイドで記念撮影をしました。 いや、したはずだったのですが。。 エイドのおばちゃんがデジカメを前後逆に持っていたので、なんと写っていたのはおばちゃんのドアップの顔だけ。もーおばちゃんってばー。 この後撮り直したのですが、やっぱり写ってませんでした。(とほほ。。)

その後、Nさんはもうくたくたの僕と併走してくれ、今後出場するレースの事とか、障害者の伴走をしている話などをしてくれました。Nさんは村岡ダブルフルはこれが6回目、富士登山競争にも3回挑戦して一度は時間内完走しているんだそうです。すごい人だ。 登るのは長かったこの峠も、そうしていると降りるのはあっという間。 最後のエイドを終えていよいよ最後の4キロ。 僕はもうついて行けなかったのですが、Nさんがやっぱり併走してくれます。しかも最後は急勾配の坂道。 自然とスピードも上がり、気がついたらキロ4分前半くらいのスピードになってます。僕はもうついて行けそうにありません。「先に行ってください」と言おうとしたその瞬間、Nさんが言います。「このままいけば10時間を切れるよ!」 僕は後半まったく時計を見ていなかったので、心の中で「えっ、そうなの?」 と思うのが精一杯。 Nさんが言います。 「このレースで10時間切るのは初めてだ。」 それを聞いて、苦しいけれど、ゴールまでNさんといかなくちゃ、と思いました。 88キロの最後でこんなとばすとは思いもせず、僕はもういっぱいいっぱい。 時折僕のスピードが落ちそうになると、Nさんもスピードを若干緩めて、またもとのスピードに戻してゆきます。さすがベテランです。 伴走とはこうやってやるもんなんだね、と身をもって知りました。

ゴールではきっと泣くだろうな、と思っていましたが、実際はそれどこじゃあありませんでした。 ゴールの小学校の校庭に入り、大きな弧を描いて、ウルトラのゴールとは思えないくらいのすごいスピードで、Nさんと一緒にフィニッシュラインを超えました。 もう二度とやらないだろう、と思うほどの大きなガッツポーズでゴールに駆け込みました。 このレースでお役ご免のウルトラ用シューズで、今までこれほどのスピードで走ったことはありませんでした。

でも、最後の最後にそれだけぶっとばせる程に、この日は調子がよくて、また天候にも大いに救われました。

同行したり1はんもしきりに言っていましたが、村山の皆さんの柔らかな優しい心からの笑顔がとても印象的でした。 コースはとんでもなくきつかったですが、それでもゴールした後はほんわりと暖かいやさしい気持ちに包まれました。 住んでいる環境が違うと、人間はこれほどまでに優しい表情が出来るものなのか、と驚きました。

来年も僕はあの笑顔に会いに、ぜひまた村岡に走りに行きたいです。 り1はん、じじさん、来年もまたどうぞよろしゅーに! でも、とりあえずは四万十川ウルトラがんばってください。

Nさんも四万十ウルトラに出場されるとおっしゃってましたね、ぜひがんばってください。そして来年の村山でまたお会いしましょう。 Nさん、これを読んでいらっしゃったら、最後の峠で一緒にとった写真、ぜひ送って下さい!

*** October Run Start!! ***
きのうは 30 キロ走ったよ。
10月累計走行距離 30 キロ。
コース:  自宅 ~ 柳島 (湘南サイクリングロード)
コメント: 村岡のダメージは無くなったけど、走るとまだ足が重たいぞ。

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Comments

最高の完走記ですねぇ。10時間をきるには、そんなエピソードがあったんですねえ。ゴール前の4分前半の走りには、仰天!祈願!クリール掲載!写真の仏像さんに手をあわせたりして。

まいど! 足の具合どないでっか?
今回はだいぶきましたわ
ほんまによう走りはりました
ご苦労さんでした!
のじぎくレディよろしいがな!

JUNKOさん、有り難うございます。
ほんとに後半は全く腕時計を見ていなくて、このまま完走できればいいや、と思っていたので、最後のスパートは心臓が飛び出そうなくらいしんどかったです! まさかねえ、ウルトラの最後であんなに飛ばすなんて誰も想像しませんよね。

実際に大仏さんには手を合わせて拝んでいましたので、何かいいことあるでしょう。クリールに掲載されるといいな〜。(^_^)v

1はん、まいど。
1はんの完走記も楽しく拝見させて頂きました!
こののじぎくレディの写真を見て大和川ワインなんとかいうレースもがんばっておくれやす、って、なになに、これもウルトラなんちゃうの??四万十の前にまたウルトラ走るん??
ほんまにウルトラの好きな人でんなあ。
僕はとーぶんウルトラは遠慮しときますわ。(笑)

大仏を周るなんて御利益がありそうな大会だ、、。
それで、るうじさん調子いいのかな?
仕事もランニングもかけ流し絶好調!いいですね

shimoさん、村岡ウルトラへのコメント有難うございました!
大仏の周りを走るのは御利益があるのか罰当たりなのか、よく分かりませんが。。とりあえず大仏の前で立ち止まって手を合わせて拝んできたので無事生還出来たようです。

この頃しばらくレースで南蛮連合の方を見かけないなあ、秋のどこかのレースでshimoさんとご一緒する事があるといいですね。この秋もがんばって行きましょう!

るうじさん
レース記事、楽しく拝見しました。驚きの連続。
お寺の境内のみならず、大仏様の周囲もコースになっているとは! 豪華なエイド。片っ端から食べたい、飲みたい。
ラストの各名前入りのプラカードには泣ける。88kmラストで全力疾走している、るうじさんには感嘆!
えっと? 記事中のすご腕じゃなくすご足の「Nさん」のどアップって、こういう顔してたの?? と思ったら、エイドの女性がデジカメ逆に撮していたなんて、大笑いでした。
ほのぼのとした大会で、是非参加してみたい!。。。けど、種目が44、88、100kmしかない「山岳」「ウルトラ」では。。。無理。せめて、22kmからのダブルにしてくれないかなぁー。なんちゃって。
(軟弱ランナーより)

runrunさん、村岡ダブルフル完走記を読んで頂いて有り難うございます! 実はまだまだ書ききれなかったいろんなエピソードが。。(例えば、ひげダンサーズとか。唐傘おばけランナーとか。。)

無理なんて言わないで! 僕でさえ走れたんですから。 そもそも、僕がこのブログを始めたきっかけは、非体育会系の僕でさえここまでいけるんだから、これを読んでくれてるあなただってきっと出来る! と訴えたくて始めたんです。だから runrunさんもぜひぜひ、他のウルトラでもチャレンジしてみてください! きっと新しい世界が開けると思いますよ!!>^_^<

るうじさん、お疲れ様!(遅くなってしまったけどね)
すごい大会ですね。そしてすごくいい大会でもありますね。レポートも素晴らしい。クリールには是非載せてもらいたいものです。最近のるうじさんはものすごい走っているのでこれからもっともっとすごいランナーになっていきそうです。
「村岡ダブルフル」うわさには聞いていましたが、るうじさんのおかげでまじかに見られてうれしいです。いつか参加してみたいですね。
KENさんってあの熱きランナーのKENさんですか?すごい師匠だな。いいな、呑めて。
完走、サブ10、おめでとうございます\(^o^)/

松谷さん、お久しぶりです。お元気ですか?
村岡ダブルフルの完走記、ご覧頂いて有り難うございました。
僕の調子も天候も良くて、きついコースだけど走りやすかったです。
ゴールした後は、今更ながらどうしてサロマは完走出来なかったのか、なんども頭の中をよぎりました。いまだにくやしいんですね。(^_^;
今から来年のサロマに向かって闘志メラメラです!

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