プラハマラソン2009 完走記
あまりの天気の良さで暑かった!
プラハがこんなに暖かい(暑い)とは予想してませんでした。スタート時が約18℃。その後、実際の気温は分かりませんが、たぶん23℃くらいになったんじゃないでしょうか。給水ポイントであんまり水を飲みすぎてもいけないけど、暑さと乾燥した空気の影響ですぐにのどが乾いてしまう。最近走ったレースはどれも悪天候で、こんな「快晴」の中を走ったフルマラソンは久しぶり。
朝8時、スタート地点の旧市街広場に到着するとびっくり。昨日までは多くの人が集まる観光スポットだったこの場所一転して国際マラソン大会の舞台に様変わり。とはいっても、周りの歴史的建造物はもちろんそのままそこにあるので、そのコントラストがなんとも不思議。
スタート前の列は、この旧市街広場に繋がる小道のひとつ。石畳の結構狭い道で、両側はもちろん中世の街並みがそびえる。空は青空、からっとした空気に強い日差し。周りは主に欧州各国から集まったランナー、またランナー。スタート15分位前から、各国語でのレース案内のアナウンスが始まる。そしてスタート3分位前から会場の至る所に設置されたスピーカーから大音響で、チェコが誇る世界的音楽家、スメタナ「わが祖国」からの名曲、「ヴルタバ(モルダウ)」が流れる。会場はチェコの雰囲気一色に。ランナーのカウントダウンの拍手、舞い上がる風船、沿道の歓声、いよいよ第15回プラハ国際マラソンのスタートだ。
コースは市街地を中心に、主にモルダウ川に沿って上流方向、下流方向へと行ったり来たり。プラハの市街地自体はそんなに広くないので、ワンウェイでフルマラソンのコースどりをするととんでもなく街のはずれまでいってしまいます。それでこういうコース設定にしたんだと思います。途中、折り返しで逆方向のランナーとすれ違う場所が4箇所くらい、モルダウ川にかかる橋を6回くらい渡りました。街の中心部あたりは石畳の路面が多くてちょっと走りにくかったりします。以前のレースの写真やビデオを見ると、いつもはカレル橋もコースに入っているようですが、現在カレル橋は一部修復中で道が狭くなっているので今はコースから外しているんだと思います。ちょっと残念ですが、修復はもうすぐ終わるので来年からはまたコースに復活するのでは?
天気が良かったので走りながら見える景色や建築物が素晴らしくきれいだった。レース中はデジカメを持っていなかったのでここでその景色をお見せ出来ないのが残念ですが、一生忘れられない心に残るレースでした。
そうそう、結構日本からのランナーの方々も参加していたみたいです。「フルマラソン100回完走の会」(名前が違ってたらごめんなさい)の方々も大勢参加していらっしゃいました。
沿道にはほとんど日本の方はいなかったように思います。しかし多くの地元の方たちが僕の胸のゼッケンをみて、何て行っているのかわからないチェコ語と一緒に僕の名前を叫んでくれて、苦しいときの励みになり嬉しかったです。ゼッケン作ってきてよかった!
レースも終盤、37キロ地点で最後の給水ポイントを通過したあたりで、後ろからランナーが声を掛けてきてくれました。すごく背の高い巨漢のフィンランド人。僕の背中のゼッケンの日の丸を見て、いつか日本へ走りに来たいと思っているらしく、どんなレースが面白い?って語りかけてきました。僕は思わず「そりゃなんてったって2月の東京マラソンだよ」と答えると、フィンランドは冬は雪で思うようにランニングのトレーニングが出来ないので、2月の大会は走れそうにないとの事。奥さんと一緒にヨーロッパ各国のレースに参加しているらしく、この時点でも奥さんは20分ほど先を行っていたそうです。ストックホルムのマラソンが非常に景色がきれいでよかった、と言ってました。
もう足がほとんど動かない頃だったのに、不思議と話をしていると体が動きます。結局、このフィンランドの人とこの後ずっと一緒にゴールまで走りました。たった5キロですが、フルマラソンの最後の5キロってすごーく長いので、いろんな事をお互い話しました。住んでる場所も、文化も、違うことだらけなのに、「ランニング」っていう単純なスポーツを通じて交流が広がるって素晴らしい事ですね。ゴール後、この人のデジカメで一緒に記念撮影をして、「日本に走りに来たくなったらぜひ連絡してね」とお互いメールアドレスを交換してきました。
観光都市プラハの魅力を思う存分味わえました。こんな貴重な体験が出来たこと、このレースに参加できたこと、沿道で声をかけてくれた皆さん、大会運営者とボランティアの皆さん、ゴールデンウィーク明けに一週間の休みをとらせてくれた職場の皆様に感謝の気持ちで一杯です。






